中高年者(主に女性)が転倒した際に手のひらをついた際に好発する骨折です。転倒した際に、手首の2本の骨のうちの親指側の橈骨が手首のところで折れる骨折です。 症状としては手首に強い痛みがあり、短時間のうちに腫れて来ます。手がブラブラで力が入らず、反対側の手で支えなければならなくなります。若い人でも高い所から転落して手をついたときや、交通事故などで強い外力が加わると起きます。
それぞれの患者さまに適した治療をご提供
手首が痛いなどの症状でお悩みの方へ
手首は日常的に使う部位のため、手首が痛く力が入らない、手首の動きが悪いなどの症状があると、日常生活に支障をきたすことがあります。
このページでは、手首に痛みが現れる代表的な病気の症状、原因・病態、治療方法などを紹介しています。 「手首が痛い」「思い当たる症状がある」という方は、当院にお越しください。病気やけがからの回復、そして発症予防に取り組み、健康な生活のお手伝いをいたします。
※正式な原因や治療法を判断するには医師による診察が必要になります。あくまで目安としてお読みください。
診療メニュー
橈骨遠位端骨折
ドゥケルバン病
親指や手首をよく使う人に多いです。スマートフォンをよく使う人や、パソコンの操作、ギターやピアノなどの楽器演奏、スポーツをする人も起こりやすい傾向があります。更年期の女性では、親指や手首を酷使していなくても起こることがあります。
手根管症候群
中年以降の女性・手を酷使する職業やスポーツに従事する人・骨折や人工透析の既往がある人・妊婦などに多く、母指(親指)示指・中指の掌側の正中神経の支配領域に痛みやしびれが発生します。また、手首を曲げた状態ではしびれが強くなります。ひどくなると母指の付け根(母指球)が委縮し母指と示指できれいな丸ができなくなります。(母指対立運動障害)細かいもののつまみ動作なども困難になります。
舟状骨骨折
手の舟状骨骨折は手根骨骨折の中では最も多く、若年者が手首を背屈して手をついたときによく起こります。 母指を開いた際の手首の母指側の凹みを押した際の痛みが特徴的でありX線像では診断できないこともあり手関節の捻挫や打撲として見落とされやすい。