骨粗鬆症は、骨の中のカルシウム量が減り、骨密度が低下して骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症の一番の問題は、骨折しやすくなることです。
背中・腰の骨が体の重みなどによってつぶれる「圧迫骨折」、転倒により脚のつけ根が折れる「大腿骨近位部骨折」が起こりやすくなります。特に大腿骨骨折は入院・手術が必要になることが多く、歩くことができない期間があるために「寝たきり」になる可能性が高まります。寝たきりになり、今まで自分でできていたことが困難になると「うつ病」や「認知症」を患うリスクが高まります。
結果的に介護が必要になるなど、ご本人はもちろんご家族にとっても大きな負担となってしまいます。