椎間板は背骨をつなぐクッションの役目をしたいますが、加齢などにより変性し、断裂をすることによって、腰や臀部が痛み、下肢にしびれや痛みが放散したり足に力が入りにくくなります。またその一部が出てきて、神経を圧迫して症状が出ます。悪い姿勢(しゃがみ姿勢や中腰など)での動作や作業、喫煙などでヘルニアがおこりやすくなります。
それぞれの患者さまに適した治療をご提供
腰が痛いなどの症状でお悩みの方へ
腰が痛くて作業や動作に支障がある、朝起きると痛いなど、慢性的な腰の痛みに悩まれている方も多いと思います。
このページでは、腰に痛みが現れる代表的な病気の症状、原因・病態、治療方法などを紹介しています。 「腰が痛い」「思い当たる症状がある」という方は、当院にお越しください。病気やけがからの回復、そして発症予防に取り組み、健康な生活のお手伝いをいたします。
※正式な原因や治療法を判断するには医師による診察が必要になります。あくまで目安としてお読みください。
診療メニュー
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
加齢、労働あるいは背骨の病気による影響で変性した椎間板と背骨や椎間関節から突出した骨などにより神経が圧迫されて起こります。特徴的な症状は歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。腰痛はあまり強くなく、安静にしているときにはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり、歩いたりすると太ももや膝から下にしびれや痛みが出てきて歩きづらくなります。椎間板ヘルニアに比べて中高年に発症することが多いようです。少し前かがみになったり、腰掛けたりするとしびれや痛みは軽減されます。
腰椎分離症
腰痛の場合とお尻や太ももの痛みを出す場合があります。痛みは腰椎を後ろにそらせた時に強くなります。10~15歳ころから生じますが、青少年から高齢者まで広い範囲にわたって腰痛や下肢痛、しびれがでます。多くはからだが柔らかい中学生頃にジャンプや腰の回旋と行うことで、腰椎の後方部分に亀裂が入り、1回で起こるわけではなく、スポーツの練習などで繰り返して腰椎をそらしたり、回したりすること起こります。
側弯症
側弯症とは背骨が左右に弯曲した状態で背骨自体のねじれを伴うことがあります。発生頻度は1~2%程度で女児に多く見られます。左右の肩の高さ違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称などの変形を生じます。側弯が進行すると腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがあります。
椎体圧迫骨折
骨粗鬆症に起因して骨の弱くなっているときに中腰や重いものを持つなど、胸腰部に力が集中して生じることが多く、疼痛が軽度のこともあります。尻もちなどの外力でも力が集中したところの椎体がつぶれることもあります。またいくつもの場所に多発性に圧迫骨折が生じると、背中が丸くなり(円背)、身長が低くなります。
変形性脊椎症
無症状のことも多いのですが、変形が進んで高度になると、椎間板の変性も生じるために椎間が狭窄し、そのため後方関節の変形性関節症変化が生じ、慢性の疼痛や可動域制限が出たり、まれに神経根症状を生じます。また脊柱管が狭窄化し脊柱菅狭窄症をなって症状を発現することもあります。